Monthly Archives: 4月 2014

2014桜花賞。ぶっつけレッドリヴェールのローテを過去データから分析する

ハープスターを負かすとすれば、というか既に1回負かしているのですが、そのハープスターに勝った阪神JF以来となるローテーションが不安視されるレッドリヴェール。

まずはその休み明け、3歳になっての緒戦が桜花賞だった馬を2000年以降のデータから探してみます。

3歳初出走が桜花賞
馬名 前走 桜花賞
14 レッドリヴェール 阪神JF
5人気1着
11 マルモセーラ 阪神JF
7人気12着
13人気17着
07 ベリーベリナイス エーデルワイス賞
5人気6着
16人気17着
07 ニシノチャーミー 函館2歳S
7人気1着
13人気18着
05 フェリシア フェアリーS
3人気1着
13人気18着
00 マヤノメイビー 阪神3歳牝馬S
2人気3着
7人気2着

該当馬が少ない上に、今回のレッドリヴェールと比較できそうな馬がいないのですが、2000年まで遡るとマヤノメイビーが阪神3歳牝馬S(現阪神JF)以来のぶっつけで2着しています。
1頭だけでは何とも言えませんが、全く無理ではないという事ですね。

もう少し対象を広げてみて、阪神JFで連対していて次走までの間隔が開いた馬を探してみましたが、該当は3頭。
牡馬も朝日杯を対象に探してみましたが、1年以上休んだ00年のメジロベイリーくらいしか該当しませんでした。

阪神JFで連対後、4ヶ月以上休養した馬の復帰戦
馬名 阪神JF 復帰戦
06 シークレットコード 9人気2着 オークス
13人気10着
02 ピースオブワールド 1人気1着 オークス
3人気13着
00 ヤマカツスズラン 1人気1着 ローズS
5人気14着

成績としては散々ですが、シークレットコードは捻挫から馬体減などで復帰が長引き、ピースオブワールドとヤマカツスズランは骨折と、アクシデントの影響です。
この時期のアクシデントはやはり影響が大きいという事で、レッドリヴェールには当てはまらないかもしれません。

あとはこちらもちょっとずれるかもしれませんが、間隔的には似たようなものという事で、朝日杯FS連対からNZTというローテーションの馬が2頭います。

朝日杯FSで連対後、NZTでの復帰
馬名 阪神JF NZT
11 リアルインパクト 4人気2着 4人気11着
08 ゴスホークケン 3人気1着 1人気12着

目標が皐月賞ではなくNHKマイルCという馬ですので、こちらもまたレッドリヴェールとは違います。
リアルインパクトは能力のある馬でもこの休み明けは厳しいという例になりそうですが、震災時に宮城のトレセンにいた為、その影響での調整遅れもあったようです。

と、2歳G1で好走後の休養例を並べてみましたが、全体的に見るとかなりの苦戦傾向で、マヤノメイビーの桜花賞2着だけが希望となるようなデータとなりました。

マヤノメイビーが2着した00年の桜花賞戦線は、阪神3歳牝馬S勝ちのヤマカツスズランが骨折で離脱、4着のチアズグレイスは不良馬場のチューリップ賞で10着となり、桜花賞の人気上位は阪神3歳牝馬Sを使っていないトライアル好走組が占めました。
しかし勝ったのは6番人気のチアズグレイスで、2着マヤノメイビーと阪神3歳牝馬S組のワンツーという結果になっていますね。
ただマヤノメイビーはチアズグレイスに逆転されていますので、ハープスターとレッドリヴェールに当てはめた場合でもやはりハープスター有利となります。

レッドリヴェールには厳しいデータばかりとなりますが、札幌2歳Sで牡馬相手に勝っている馬ですので、過去に例がないような事もやってのけるかもしれません。

今回のデータでは入らなかったのですが、札幌2歳Sで連対した牝馬と言えば11年の秋華賞馬アヴェンチュラが、2歳時のローテと阪神JF後の休養という点ではレッドリヴェールに似ています。

アヴェンチュラは札幌2歳S2着の後、間隔を空けて阪神JF4着。この時の勝ち馬はレーヴディソールですね。
阪神JF後に骨折し休養に入りますが、7月に古馬相手の1600万で復帰戦を飾ると、クイーンS、秋華賞も連勝、エリザベス女王杯でもスノーフェアリーのクビ差2着でした。

レッドリヴェールを、札幌2歳Sを勝ち、阪神JFでレーヴディソールを抑えるアヴェンチュラだと考えれば…非常に楽しみですね。

ハープスター圧勝のチューリップ賞から過去データを使って桜花賞を占う

今年の桜花賞はハープスターとレッドリヴェールの2頭に注目が集まりますが、今回はハープスターに注目してみます。

ハープスターの人気は新潟2歳Sの時点で既に高くなっていましたが、阪神JFはレッドリヴェールに敗れていますし、前走のチューリップ賞の圧勝が大きい部分もあります。
まずはチューリップ賞を1馬身以上の目安である0.2秒差以上の着差をつけて勝った馬をまとめてみます。

チューリップ賞を0.2差以上で勝った馬の桜花賞
馬名 前前走 チューリップ賞着差 桜花賞
14 ハープスター 阪神JF
1人気2着
-0.4
13 クロフネサプライズ 阪神JF
15人気2着
-0.6 1人気4着
12 ハナズゴール 500万下
5人気1着
-0.4 不出走
11 レーヴディソール 阪神JF
1人気1着
-0.7 不出走
09 ブエナビスタ 阪神JF
1人気1着
-0.2 1人気1着
05 エイシンテンダー 菜の花賞
4人気1着
-0.4 5人気6着
01 テイエムオーシャン 阪神3歳牝馬S
1人気1着
-0.7 1人気1着
00 ジョーディシラオキ エルフィンS
8人気12着
-0.2 9人気9着

桜花賞も勝っているのはブエナビスタとテイエムオーシャン。
テイエムオーシャンは改修前の阪神となりますが、ともに阪神JFを制し、牝馬クラシックの二冠をとっていて、チューリップ賞の完勝は実力通りと言えます。

ジョーディシラオキやエイシンテンダーについては桜花賞でも人気になっていませんし、今回のハープスターとは違いますので、考えなくてもいいでしょう。

あとは昨年のクロフネサプライズとなりますが、この馬の場合は逃げ馬という事もあって、チューリップ賞と桜花賞で展開が違いすぎました。

この中でハープスターに最も近いタイプだとレーヴディソールになりそうですが、残念ながら桜花賞は出走せず。
次となるとブエナビスタですが、この馬と比べていいものかどうかは難しいですね。

この2頭とも阪神JFは勝っていて、ハープスターは敗れているところが気になる点ですが、阪神JFの内容的には勝ちに等しいような内容でしたし、そのあたりをどう見るかですね。
レッドリヴェールがかなり強い可能性もありますし、というかハープスターは阪神JFを勝っていればブエナビスタやレーヴディソールと現時点で同列に扱えますので、それを阻止したレッドリヴェールに注目するべきデータなのかもしれません。

それとまたハープスターと少し離れてしまうのですが、上記のチューリップ賞のデータをまとめていて気づいたのですが、チューリップ賞で0.2差以上離された2着馬が桜花賞でかなり苦戦しています。

チューリップ賞で0.2差以上離された2着馬の桜花賞
馬名 前前走 チューリップ賞 着差 桜花賞
14 ヌーヴォレコルト こうやまき賞
2人気1着
4人気2着 0.4
13 ウインプリメーラ エルフィンS
1人気2着
7人気2着 0.6 9人気11着
12 エピセアローム 阪神JF
2人気8着
3人気2着 0.4 6人気15着
11 ライステラス 阪神JF
8人気3着
2人気2着 0.7 5人気12着
09 サクラミモザ 500万下
1人気1着
7人気2着 0.2 4人気10着
05 アドマイヤメガミ エルフィンS
4人気4着
7人気2着 0.4 9人気9着
01 ポイントフラッグ エルフィンS
2人気2着
3人気2着 0.7 8人気13着
00 レディミューズ 新馬
1人気1着
2人気2着 0.2 2人気6着

ここまでハッキリと出ると、今回のデータはヌーヴォレコルトを消すためのデータなのかもしれません(笑)
前哨戦である程度の差をつけられて負けているわけですから、当然と言えば当然なのでしょうが、やはりある程度の差がつくチューリップ賞は相手にも恵まれたと考えるのが良いのでしょう。

ただ該当するチューリップ賞の3着以下には、昨年のアユサンや、一昨年のジェンティルドンナなど桜花賞で巻き返している馬もいますので、相手のレベルではなく、展開などを含めて、チューリップ賞の1戦で能力を発揮できなかったという恵まれ方と見るべきですね。

昨年こそクロフネサプライズに離されたチューリップ賞組が桜花賞で3着以内を独占していますが、これは前述したようにペースの大きな違いがありました。

ハナズゴールが離脱した12年はチューリップ賞4着から巻き返したジェンティルドンナが勝ち、2着にはクイーンCからのヴィルシーナ。

レーヴディソールが離脱した11年はエルフィンSからのマルセリーナが勝ち、クイーンCからのホエールキャプチャが2着。

ブエナビスタの09年はブエナビスタがそのまま桜花賞を勝ちましたが、2着はエルフィンSからのレッドディザイア。

改修前となりますがエイシンテンダーの05年は、フィリーズレビューからのラインクラフトとフラワーCからのシーザリオ。

チューリップ賞でハッキリとした着差がついた年は、チューリップ賞以外のステップからの活躍が目立っています。
今年でいえばクイーンCからのフォーエバーモアがいかにもですが、人気通りですね…。